組合長挨拶
日頃より皆様方には格別の御配慮を賜り厚くお礼申し上げます。
令和4年度はコロナ禍の影響が未だに残る中、国際情勢等により物資供給体制の制限や資源価格の高騰に拍車をかけ、経済の停滞が深刻化する事態が続きました。国内においても輸入依存度の高い必需品が値上げラッシュとなるなど、アフターコロナに向けて徐々に移行する経済を鈍化させることとなりました。
このような情勢の中、花き業界においては変化する消費動向と回復する消費が重なり、活況を取り戻す動きが見られるようになりました。しかし、生産においては夏の猛暑や冬の寒波が影響し、さらには物価高騰が拍車をかけ、需要期に向けた生産量の減少へとつながり、高まる需要と相反する状況となりました。
当組合としましても様々なイベント等や花育活動などの取り組みを契機に
令和3年度の新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、2年を経過しても終息せず、オミクロン株による第6波の感染の波が高止まりのまま令和4年度に移り、感染防止を徹底しながら徐々に経済活動の回復へと進めていく状況にあります。
世界的にはエネルギー問題が加速し、原油高騰による物価高、生産資材や肥料・農薬にも影響が出始めました。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻で世界的な緊張状態となり、輸送関係にも飛び火し、球根や種苗の配送状況に遅れが見られるようになりました。
今後は関係業者への情報収集を強化し、速やかにお知らせできる体制を整える所存です。
3月中旬から5月中旬にかけては第38回全国都市緑化くまもとフェア(くまもと花と緑の博覧会)が開催されましたが、各イベントも盛況で花と緑が再認識されました。このイベントをきっかけに、今後も国や県・市他関係団体と連携し、消費拡大に向け勤めてまいります。
そのような状況の中、花き業界を取り巻く環境は依然厳しく、農業従事者の高齢化、後継者不足に加え、生産資材の高騰による所得の減少などから、生産縮小や他品目への転作移行などで生産量は減少傾向で推移しています。
今後は消費拡大プロモーション活動と花育・園芸体験を推進する国の「令和4年度ジャパンフラワー強化プロジェクト事業」により、学生を対象としたフラワーアレンジ教室の開催などを通じ、未来の消費にも目を向けた花育活動を展開いたします。
当組合と致しましても全国の花き卸売市場で懸念されている入荷量の減少傾向や市場の不安定状況を脱却するべく、荷揃えを中心とした集荷力向上を目指し、組合員への産地営業の充実を図るとともに情報の受発送を強化し、組合員の経営安定化と事業の拡充に取り組んでまいります。
国及び県、関係自治体の担当機関並びに花き協会を中心とした関係諸団体との連携を緊密にし、役職員一丸となって各事業推進に努める決意です。
組合概要
会社名 | 熊本県花き園芸農業協同組合 (地方卸売市場 熊本花市場) |
所在地 | 〒861-4106 熊本県熊本市南区南高江5丁目6番71号 |
電話番号 | 096-357-8700(代表) 096-357-8749(指導室) 096-357-8799(資材店舗) |
FAX番号 | 096-357-2261 096-357-8739(指導室) |
代表者 | 代表理事組合長 靏池 正生 |
設立年月 | 昭和23年12月 |
施設規模 | 敷地面積/21,217㎡ 事 務 所/827㎡ 卸 売 場/2,169㎡ |
組合員 | 406名 (正 383名、準 23名) (内専門部会・8部会 181名) |
役職員 | 理事 11名 監事 3名 職員 23名 |
出資金 | 136,770,000円 (令和4年9月30現在) |
買受人 | 244名 (令和4年9月30日現在) |
事業取扱金額 | 25億9266万円 (令和3年度) |
業務内容 | (卸売市場事業) 切花類及び鉢物類の卸売 [せり開始時期] 切花 7時00分(月水金) 鉢物 9時00分(木) (販売事業) 花き類の県外出荷の委託販売及び買取販売 (利用事業) 球根類の低温処理及び保管 (購買事業) 資材・農薬・肥料及び球根種苗などの供給 (指導事業) 生産指導、生産調査、 課税対策、球根種苗の斡旋 部会活動の指導 |
営業日 | (事務所) 月曜日 6:30 ~ 14:30 火曜日 6:30 ~ 14:30 水曜日 6:30 ~ 17:00 木曜日 6:30 ~ 17:00 金曜日 6:30 ~ 14:30 土曜日 休業日 日曜日 休業日 (資材店舗) 月曜日 6:30 ~ 14:30 火曜日 6:30 ~ 14:30 水曜日 6:30 ~ 17:00 木曜日 6:30 ~ 20:00 金曜日 6:30 ~ 14:30 土曜日 休業日 日曜日 休業日 |
沿革
昭和23年12月 | 熊本県花き園芸農業協同組合の設立 熊本市新鍛冶屋町77番地に通称「熊本花市場」を開設 |
昭和33年9月 | 熊本市本山町城の本434番地へ移転 |
昭和43年12月 | 同上事業場を解体し拡張新築 |
昭和49年12月 | 卸売市場法による「熊本花き地方卸売市場」開設 |
昭和55年9月 | 熊本県卸売市場整備計画に沿い、 現在地(熊本市南高江5丁目6番71号)に新築移転 |
昭和55年10月 | 園芸センター設置 |
昭和55年11月 | 種苗低温貯蔵施設・調整保管施設設置 |
昭和62年3月 | 原種苗生産施設設置 |
平成05年10月 | 事務所・市場増改築及び立体駐車場設置 |
平成10年10月 | 園芸センター事業廃止 |
平成11年2月 | 卸売市場機能高度化事業により表示固定せり移行 |
平成11年6月 | 駐車場用地拡張(6,088.68㎡) |
平成14年2月 | 農協法改正により信用事業(貯金業務)廃止 |
平成19年3月 | 卸売市場空調設備 |
平成20年3月 | 生産総合事業により集出荷施設設置 |
平成20年4月 | 場内仲卸店舗設置 |
平成26年3月 | 駐車場用地取得(2,324㎡) |
令和02年6月 | 市場名を「熊本花き地方卸売市場」から「熊本花市場」へ変更 |
その他の組合・市場ご案内
組合組織図
組織図(PDF20210930) (596KB) 当組合の組織図になります。
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組合敷地案内図
敷地案内 (121KB) 組合施設のご案内です。
印刷の際はA4タテにてお願いします。 |
卸売業務受託契約約款
受託契約約款(PDF20200331) (119KB) |
市場運営について
当市場では市場法改正及び市場運営の円滑化に伴い、場内仲卸の直荷引について届出書の提出と5%の手数料を徴収できる規定としています。